教育ローンの種類

教育ローンの種類
教育ローンは、大きく国民生活金融公庫のものと、銀行や信販会社など民間金融機関のものに分けることができます。
後述しますが、国民生活金融公庫のものは借り入れのための条件が厳しく、銀行や信販会社等のものはそれに比べると緩い傾向にあります。

国民生活金融公庫

子供の教育資金を必要とする方(親)のため教育費の貸付を目的としたもので、借入れの申込先と条件でさらに教育一般貸付郵貯貸付
年金教育貸付の3つに分かれています。用途は学校納付金(入学金、授業料など)、受験費用、教材費、通学費のほか修学旅行費用、
学生の国民年金保険料などとなっています。民間金融機関に比べると審査は厳しいそうです。申込先の別条件については下記の表をご覧下さい。
国民生活金融公庫の申込先と条件の別
申込先 借り入れ条件 融資額
教育一般貸付 国民生活金融公庫の各支店や最寄りの金融機関 融資の対象となる学校に入学・在学される方の保護者で
給与所得者は世帯の年間収入が
990万円以内
事業所得者は世帯の年間所得が770万円以内のいずれか一方に当てはまる者
学生、生徒1人につき200万円
以内
郵貯貸付 全国のゆうちょ銀行または郵便局 教育積立郵便貯金の預金者
(年間の収入に関する制限なし)
学生、生徒1人につき200万円以内
(教育積立郵便貯金の現在高の範囲内が条件です)
年金教育貸付 各都道府県の年金福祉協会など 厚生年金保険または国民年金の加入期間が10年以上の被保険者 厚生年金:学生・生徒1人につき
100万円以内
国民年金:学生・生徒1人につき
50万円以内

民間金融機関

子供の高校、大学、専門学校などの進学資金、就学資金、在学資金などに用いることを目的としたもので、金融機関の別によりさらに銀行系
信販会社系消費者金融系損保会社系の4つに分類できます。用途は教育の範囲内ということですが、
国民生活金融公庫に比べて格段に緩く、基本的に自由とまでいわれているものもあります。
上記4種類により内容が異なりますので、詳細は下記の表をご覧下さい。
民間金融機関の教育ローンの詳細
銀行系 信販会社系 消費者金融系 損保会社系
申込先 銀行窓口 信販会社 消費者金融会社 損保会社
用途 高校、大学、専門学校などの進学資金、就学資金、在学資金など 基本的に自由 基本的に自由 高校、大学、専門学校などの進学資金、就学資金、在学資金など
金利 低め やや高め 高め やや高め
審査 当日〜数日 当日〜数日 当日〜数日 当日〜数日
必要書類 ・運転免許証や健康保険証など
・所得を証明する書類
・進学、就学資金であることを証明できる資料(合格通知証など)
・保証人が必要な場合は、保証人の運転免許証、印鑑証明書、実印
・運転免許証や健康保険証など
・所得を証明する書類
・運転免許証や健康保険証など
・借入額によっては所得を証明する書類
・運転免許証や健康保険証など
・借入金額によっては、
所得を証明する書類
その他
保証人 契約する銀行等や融資額によって保証人が必要な場合あり 不要 不要 不要
担保 不要 不要 不要 不要
借り入れ条件 ・年齢が満20歳以上満66歳未満の方
・勤続(営業)年数が2年以上の方
・保証会社の保証が受けられる方
・各銀行等の最寄りの営業店に来店可能な方
・年齢が満20歳以上満60(70)歳未満の方
・現在お勤めで現在勤務し、今後とも安定した所得のある方など
・年齢が満20歳以上満60(70)歳未満の方
・現在お勤めで現在勤務し、今後とも安定した所得のある方など(アルバイト・パートも可)
・年齢が満20歳以上満60(70)歳未満の方
・現在お勤めで現在勤務し、今後とも安定した所得のある方など
・保証会社の保証を受けられる方
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