- 自動車ローンを選ぶポイントは何よりもまず実質金利が低いことでしょう。ただ、これは自動車ローンに限ったことではないのですが、
お金を借りる際には「審査の厳しさと金利は反比例する」ということは覚えておきましょう。また借入限度額、
融資条件が自分にあっているかどうかもきちんとチェックし、新車か中古車か、あるいは修理代を借りたいのかなど目的によって
利用できるローンが異なるので、あわせて確認しておくことが大事です。
-
- 金利の比較の際には実質年率で検討
- 自動車ローンには元金に対する金利だけでなく、保証料、その他手数料もついてきます。
すべての支払い総額を年率で出したものが実質年率で、ローン商品を検討する際には、
実質年率で比較するようにしましょう。
- 限度額と支払い総額をチェック
- 月々の返済額だけにとらわれることなく、支払い総額もチェックすることが大事です。
月々の返済額が少なくても返済期間が長ければ、それだけ支払利息分は増えることになります。
ローン商品を比較する際には自分はトータルでいくら支払うことになるのか、
限度額からきちんと計算しておきましょう。
- 種類も多いため審査も多様化
- 自動車ローンはその商品数が多く、各ローン会社が様々な個性化を図っているです。
ローンの審査もその一つ。審査の面からローン商品を選ぶのもとても重要です。
自動車ローンの注意点
- 一般に自動車ローンは返済期間は3〜5年、毎月の返済額は月収の10〜15%くらいが妥当とされています。
つまり月収25万円なら毎月の返済額は25,000円前後、月収50万円なら5万円前後が目安となるわけです。
借入金額が決まったら契約の前に毎回の返済額と総返済額を算出し、返済期間も考慮して無理なく返済できるかどうか確認し、
ゆとりをもって返済できるプランを立てましょう。無理な返済プランは「ローン地獄」の入り口と大差ありません。
また、自動車ローンの申込を検討する際に、すでに他のローンを組んでいる人は、返済能力の面で問題が生じるかもしれません。
金融機関によって審査基準は異なりますが、一般的に無担保ローンの場合には、現在の借入金額と新たな借入金額を足した総額が、
税込み年収の50%以内かつ総年間返済額が年収の40%以内であることが目安となります。
もし自動車ローンを借りる予定で、他のローンが残っている人は、返済可能額を超えていないかどうか現在のローン残高を洗い出してみましょう。
最後に。信販系のクレジットでは、自動車の所有者は信販会社とご説明しましたが、もしこのクレジット契約の途中で、
ローンをキャンセルしたらどうなるのでしょう。中古車で考えてみますと、中古車の売買については日本中古自動車販売協会連合会が定めている
標準約款というものがあり、その中で自動車売買の契約成立の時期は、クレジット契約の場合ですと信販会社への申込時または信販会社からの
承諾の通知時とされています。クレジット契約の申込がまだなされていないのなら、「契約成立前」ということになりキャンセルは可能です。
ただし、キャンセルによって販売店に損害が生じた場合は、通常生じる額に限り支払わなければなりません。
また、契約成立後は、原則として買う側が一方的にキャンセルすることはできません。
契約書にキャンセル料が定められている場合には、
それを支払うことによって契約を解除することができます。
-